1球投げたら3球返してくれるような、手厚い対応
入塾前に抱えていた課題
本格的に医学部志望への転向を検討し始めたとき、父の知り合いで、近所で小児科を営む医師の娘さんが「理数セミナーに通ったおかげで医学部に合格した」という話を聞きました。
池袋は通学路の途中で通いやすいということもあってまず見学に行きました。
そこで見た教師と生徒の距離が近い授業と、土日を含めて徹底的に勉強するという点が今までの私に欠けていて、且つ必要なものだと感じたため、まずは高3前の春期講習をやってみよう、ということで入塾しました。
私にとっての合格の原動力
先生方は、現役合格が極めて困難な状況だった入塾当初から、とにかく何とかしようと全力で対応して頂いたのが大きかったです。
分からなかったり、出来なかったことがあると、丁寧に教えてもらったり、時には怒られたりして自分自身でも課題を意識することが出来ました。
そこを集中的に効率良くやれたのが、なんとか間に合わせることができた要因だと感じています。
手遅れ寸前から私をここまで持ってきてくださった先生方は、優秀な主治医のような存在でした。
これから受験する人たち・後輩へ
「途中経過」ばかりを重視する塾や予備校が多い中で、理数セミナーは「受験合格」というゴールを一番にしているのが良いと思います。
前に通っていた予備校では数学は一番下のクラスで「上のクラスではないから」といった半ば諦めのようなグダグダ感があったり、真ん中のクラスだった英語では、「そのクラスに残る」ことが目標になって、本来の「受験」というゴールを意識していない状態でした。
また、個別に近い学習によって「自分との戦い」という意識が引き出せたのは良かった所だと思います。たしかに受験本番は「他人との戦い」ですが、そこに持っていくところでは、やはり「自分との戦い」だと思うので。
お世話になった先生へのメッセージ
授業時間外でも質問に答えて下さったり、さらにそこから掘り下げて解説して下さったりと、1球投げたら3球返してくれるような、手厚い対応は本当に私の実力の伸びに繋がりました。
受験勉強を大変だと感じたこともありましたが、何はともあれ、合格に導いて下さって本当にありがとうございました。
記憶に残るエピソード
一番記憶に残っているのは、受験直前の冬合宿です。
理数セミナーの合宿ではフル参加は初めてなのに班長に指名された時は、「いくら甲子園で21世紀枠だとはいえ、さすがに人選ミスだろう」とまで思いました。
実際、開校式直後の1回目の班会合では班員の顔も分からず、目標設定などでも辛うじてまとめた、という感じでした。
しかし、班員が協力してくれたのはとても助かったし、逆に自分がもっとしっかりしなければ、という使命感も少しずつ出てきました。
スピーチも何を言ったか覚えていないですが、とにかく最後は班で一つになれたのが私にとって、すごく良い経験になりました。
合宿最後の授業の終わりに英語の先生がP-FILEに「Never give up!」と書いて下さったのが、合宿の最高の締めになりました。